里山バイオパワー 発電事業 趣旨書

里山バイオパワー発電事業

里山とは人里に接した森林丘陵地帯をいい里山は遠い昔から日本人が自然に手を入れ自然と共生して営々と暮らしてきた大変優れた自然環境循環型経済システムの根幹です。

里山の雑木林は薪炭林と呼び薪や炭の原料として間伐。切り株からは若芽が萌芽して成木になり、また薪や炭の原料になる。これを萌芽更新といってその繰り返しで森には風が抜け日が入り、結果、山は常に活性化され、山から染み出たミネラルに富んだ水が海に注ぎ海が豊かになるという世界に誇る自然環境循環型経済システムなのです。

薪炭林の枯葉は堆肥に、春には山菜、たけのこ採り夏には蛍狩り秋にはキノコ等々四季折々の収穫と自然への感謝行事で里山は日本人の文化と暮らしを支えてきました。

しかしながら現在の里山は昭和30年頃から薪や炭の需要も急減し堆肥は化学肥料に代わったため里山に手が入らず雑木がうっそうと生い茂り里山を散策するのも困難になるほど荒廃が始まっています。
 山に風が抜けず日が入らないため地中の微生物が減少、結果地面が固くなる原因となります。地面が固くなると雨水が土中に染み込まず地面を流れ、ひとたび豪雨が降れば川が氾濫し大災害を引き起こします。

弊社は現代の里山システムを提唱致します。

かって薪や炭にしていた薪炭林を計画的に間伐、木質チップ化して木質バイオマス発電所の燃料として電気を発電。発電した電気は地元の電力会社に100%売電し、固定価格買取制度(FIT制度)により将来にわたって安定した収益を里山地域にもたらします。

里山バイオパワー発電所はその地域の森林組合様と相協力し木の伐採から運搬、集積、乾燥、チップ化、発電、メンテナンス等まで仕事をする職場になります。

里山バイオパワー発電事業は子々孫々まで里山を維持し、環境保全を確保しCO2を排出しない木質バイオマス発電により地球温暖化抑制に貢献します。

そして地域のみな様が真に豊かな暮らしができるよう森林組合様と相協力して村おこし、町おこしの基幹産業として育て、若い人たちが夢を持てる職場を作ります。

里山バイオパワー発電事業にご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

平成31年4月1日


                           

 

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